一緒に時間を過ごせることがただ嬉しくて
レンズの向こうのあなたのことが眩しくて。

気がつけばカメラを持っている僕が
いちばんいい笑顔だったりする。

「大好き」って伝えたい。
ただ、言葉にするよりもっと大切なこと。
ちゃんと伝わるように思いをこめること。

こんなに好きだと思えること、
もしかしたらこの先ないかもしれない。
当たり前に明日がやってくる保証などない。
だけど絶対に忘れたくない。

永遠に続くかのような心地よい愛のリズムにのって
カシャカシャカシャカシャ・シャ。
僕だけが知っている知らないあなたを見せてあげる。
世界中が嫉妬しちゃうような作品をつくろ、二人で。

1枚1枚の写真が本気の愛を込めた
あなたへの。そして、誰かへのラブレター。

最高にハッピーな瞬間だって、数秒後には過去になる。
溶けてしまいそうに甘いひとときも
いつしか、味気ないものとなる。

そして、鮮やかな今も、当然のように
色あせてしまうんだろう。

だけど。

懐かしい気持ちで、昔の写真を見返したとき
その写真の中に「今」を見つけることが
できたなら、それは多分あなた自身の可能性。

それは、いつだって自分を支えてくれている
キラキラ夢のかけら。

写真には「未来」がうつっている。
そのことに気づいた人が
自らの手で明日を築けるということを、
「大好き」という気持ちの次に伝えたい。

だから僕は写真を撮るんだ。
たとえ、ひとりでも、あなたが ちゃんと生きていけるように。

いつだって「幸せ」を選べるように。

「本当の自分というものがわからない」
そんなあなたにこそ、僕の前に現れて欲しい。

「誰も私の気持ちに気づいてくれない」
そんなあなただからこそ、写真を撮らせて欲しい。

カメラの魔法で包んであげる。
レンズの力で導いてあげる。
シャッターの音に酔わせてあげる。

そして。

同じ時を過ごし、溶かしてあげよう。
あなたがいつのまにかつくってしまった心の壁を。

自分を見つめる扉をあげる。

運命を変える写真があるとしたら
それはあなたと一緒につくりあげていくもの。

愛とは…

求めないこと。
おしつけないこと。
決めつけないこと。
ただ、ありのままを受け入れること。
興味をもつこと。
知ること。
理解すること。
寄り添うこと。

そして、心の奥底からわき上がる
言葉にできない気持ちを「共有」できたとしたら、
撮影という行為は

「愛」そのものになる。

「愛」はわかちあうもの。

ねぇ、「写真」が「愛」だとするならば

それはやはりわかちあうもの、

ということで間違いないよね?












▼オムニバス写真集▼


▼テレビ出演!▼


▼インタビュー記事▼


▼インタビュー記事▼