■話は変わりますが、羽藤さんは今まで
 どんなことをされてきたんですか?
 どうやって夢を追ってこられたのか気になります。


僕はオートバイのレーサーだったんです。
デビューはミニバイク。17歳のときでした。
高校生のときから表彰台にのぼっていたので、
絶対に自分は全日本チャンピオンになれると思ってました。
あの筑波サーキットのレースに出場するまでは。

■え、なにがあったんですか?

つくばサーキットで開催された関東選手権で多重クラッシュに
巻き込まれて大ケガしたんです。4ヶ月入院しました。
それがバイクとの別れになりましたね。23歳のときでした。
その退院したから、憧れていたいわゆるネクタイをした「サラリーマン」になりました。
サラリーマンに憧れるってなんだかおかしいですか?

でも、それまではバイクばっかりで、食べていくために
アルバイト生活だったんです。それこそ、首都高速の清掃をしたり、
ガソリンスタンドでバイトしたり、まぐろ市場で働いたり、
トラックの運転手をしたり。いろんな仕事をしたけれど、
サラリーマンの経験はなかったので、憧れていたんです。
パーティープランナーとサラリーマンの2足のわらじ。
楽しいですよ。

オートバイのレースで走るのも
パーティーのコーディネートもするのも基本は同じ。
たくさんのひとの喜んでくれる顔をライブで感じられることです。
あの臨場感はたまりません。

レースのスタート直前の緊張と
パーティーが始まる前のドキドキはちょっと似てるかも。